お名前.com 共用サーバーの SSL 設定と反映されない時の対処
目次
この記事でわかること
- お名前.com 共用サーバーで無料 SSL を有効化する 4 ステップ
- ドメインとサーバーで管理画面が分かれている点の注意
- HTTPS 強制リダイレクトの設定方法
- 「反映されない」「失敗する」時の代表原因
お名前.com の SSL 提供形態
お名前.com の共用サーバーは無料 SSL(Let's Encrypt)と有料の独自 SSL を提供しています。本記事は無料 SSL を前提に解説します。
注意したいのは、お名前.com は「ドメイン取得サービス(お名前.com Navi)」と「共用サーバー」が別管理画面に分かれている点です。SSL の設定はサーバー側ですが、DNS / ネームサーバーはドメイン側で確認します。
無料 SSL と商用 SSL の違いはSSL 証明書の値段を比較を参照。
設定の 4 ステップ
ステップ 1: 共用サーバーの管理画面にログイン
「コントロールパネル」にログインします。お名前.com Navi(ドメイン管理)とは別の URL なので注意します。
ステップ 2: SSL を有効化したいドメインを確認
「ドメイン設定」または「ホームページ」で、SSL 化したい独自ドメインがサーバーに登録されていることを確認します。サブドメインも個別に登録が必要です。
ステップ 3: 無料 SSL を申請
「SSL 証明書」または「セキュリティ → 無料独自 SSL」で対象ドメインを選び、Let's Encrypt の申請を行います。利用規約に同意して申請ボタンを押します。
ステップ 4: 反映を待ち、HTTPS で確認
通常 10〜60 分で発行されます。完了後、ブラウザで https://<自社ドメイン>/ を開いて鍵マークを確認します。鍵マークの仕組みはブラウザの鍵マークの仕組みを参照。
「反映されない」「失敗する」原因
原因 1: ネームサーバーが別を指している
お名前.com Navi 側でネームサーバーが別社(Cloudflare 等)に切り替わっていると、認証時の DNS 解決でサーバーに辿り着けません。Navi の「ネームサーバー設定」で確認します。
原因 2: 共用サーバーにドメインが未登録
ドメイン側(Navi)には登録されているが、サーバー側のコントロールパネルにドメインが追加されていないケース。サーバー側にも別途追加が必要です。
原因 3: 既存の SSL と衝突
過去に無料 SSL を試して失敗した状態が残っていることがあります。一度「SSL 設定を解除」してから再申請します。
原因 4: WAF / .htaccess のアクセス制限
.htaccess の Basic 認証や IP 制限で /.well-known/acme-challenge/ がブロックされると認証に失敗します。Basic 認証は ACME チャレンジパスのみ除外する設定にします。
HTTPS 強制リダイレクト
SSL を有効化しても、HTTP でアクセスできる状態だと「保護されていない通信」警告が出ます。サイトのルートの .htaccess に次を追記します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
WordPress を使っている場合は「設定 → 一般 → サイトアドレス(URL)」を https:// に変更します。画像や CSS だけ警告が出る場合はWordPress SSL 化後の表示崩れ対処を参照。
Chrome 警告の細かい原因切り分けはChrome「保護されていない通信」警告の直し方を参照。
設定後によくあるトラブル
- 自動更新の停止: ドメインを再追加・ネームサーバー変更で自動更新が止まる。月次でステータス確認を推奨。SSL 自動更新の失敗
- サブドメインで警告: 新規サブドメインを追加した時にも SSL の個別申請が必要。サブドメイン SSL は個別取得が必要?
- 業務影響: 期限切れで警告が出続けると、流入と問い合わせがほぼ止まる。SSL 失効の業務影響
まとめ
- お名前.com はドメイン側(Navi)とサーバー側で管理画面が別。SSL はサーバー側
- 4 ステップで有効化、通常 10〜60 分で反映
- 失敗原因は NS 設定 / サーバー側未登録 / 衝突状態 / .htaccess アクセス制限
- HTTPS 強制は .htaccess の RewriteRule、WordPress は別途 URL 変更
まずは現状を把握しましょう
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