Klaviyoメール認証ECWeb 担当者

Klaviyo で SPF・DKIM・DMARC を設定する手順|EC マーケ担当向け完全ガイド

ドメイン番人5 分で読めます
目次

この記事でわかること

  • Klaviyo の Shared sending と Dedicated sending domain の違い
  • Klaviyo で SPF / DKIM を設定する具体手順
  • Gmail / Yahoo / Microsoft の送信者要件への対応
  • ドメイン認証で陥りやすい落とし穴

Klaviyo のメール送信の仕組み

Klaviyo の Shared と Dedicated の違い

Shared sending domain(初期設定)

Klaviyo アカウント開設直後は、klaviyomail.com などの 共有送信ドメインから配信されます。SPF / DKIM はすべて Klaviyo 側で完結するため設定は不要ですが、送信元アドレスは noreply@yourbrand.klaviyomail.com のような Klaviyo のサブドメインになり、ブランドが弱まります。

Dedicated sending domain(推奨)

独自ドメイン(例: mail.example.co.jp)からの送信に切り替える方式。Gmail / Yahoo / Microsoft の送信者要件で DMARC アラインメントが要求されるため、規模が大きくなる前に切り替え推奨です。

Dedicated sending domain の設定 5 ステップ

ステップ 1: 独自ドメインを Klaviyo に登録

Klaviyo の Settings → Domains and Hosting → Sending Domain で「Add a Sending Domain」をクリックし、mail.example.co.jp のようなサブドメインを入力。

ルートドメイン(example.co.jp)ではなく送信専用サブドメインにする理由は、メール送信の評判(reputation)を本体ドメインから切り離すため。本体ドメインが万一 Klaviyo の評判劣化の影響を受けないようにします。

ステップ 2: 表示される DNS レコードをコピー

Klaviyo が以下 4 種類のレコードを生成します:

レコード ホスト 値の例
CNAME(DKIM 1) kl1._domainkey.mail dkim1.klaviyomail.com
CNAME(DKIM 2) kl2._domainkey.mail dkim2.klaviyomail.com
CNAME(return-path) bounce.mail b.klaviyomail.com
TXT(SPF) mail v=spf1 include:sendgrid.net include:_spf.klaviyomail.com -all

ステップ 3: DNS プロバイダで 4 レコードを追加

Cloudflare / Route 53 / お名前.com など、御社のドメイン管理画面で 4 件すべてを追加。

よくある罠: ホスト名に親ドメインを入れすぎる。Klaviyo が kl1._domainkey.mail と表示している場合、Cloudflare では kl1._domainkey.mail(最後の .example.co.jp は不要)を入力。Cloudflare は親ドメインを自動付与します。

ステップ 4: Klaviyo で「Verify Domain」をクリック

DNS 反映に 5〜30 分かかります。反映後 Klaviyo 側で「Verified」になれば成功。

ステップ 5: 送信元アドレスを切り替え

Klaviyo の Campaign / Flow の送信元設定で noreply@mail.example.co.jp 等に変更。

DMARC アラインメントの確認

Klaviyo の DMARC アラインメント

Klaviyo の DKIM 署名は d=mail.example.co.jp(指定したサブドメイン)になります。DMARC のアラインメントは:

  • Relaxed alignment(推奨): _dmarc.example.co.jpp=none を設定すると、mail.example.co.jp からの DKIM/SPF も自動で「organizational domain 一致」として扱われる
  • Strict alignment: 設定不要。Klaviyo の挙動はデフォルトで relaxed 互換

DMARC が _dmarc.example.co.jp のみで _dmarc.mail.example.co.jp を別途設定しないのが標準です。詳しくは DMARC アライメントの基礎 を参照。

Gmail / Yahoo の送信者要件への対応

1 日 5,000 通以上配信する場合は以下が必須:

  • SPF + DKIM の両方が pass し、DMARC のアラインメントを満たす
  • DMARC ポリシー p=none 以上
  • ワンクリック配信停止(RFC 8058 List-Unsubscribe ヘッダ)

Klaviyo は List-Unsubscribe ヘッダを自動付与するので、Dedicated sending domain + DMARC p=none を設定すれば要件を満たせます。詳細は Gmail 送信者要件への対応 を参照。

よくある落とし穴

SPF レコードを 2 行に分けてしまう

既存に SPF があるのに、Klaviyo 用にもう 1 行追加すると RFC 違反で両方無効化されます。1 行にマージ:

v=spf1 include:_spf.google.com include:_spf.klaviyomail.com -all

サブドメインに root の DMARC が継承されない誤解

_dmarc.example.co.jp の DMARC は organizational domain 一致のため mail.example.co.jp 配下にも自動適用されます。_dmarc.mail.example.co.jp を別途設定すると意図しない上書きが起きます。

return-path(CNAME bounce)の設定漏れ

return-path が未設定だと SPF アラインメントが取れず、DMARC も fail します。Klaviyo の 4 レコードのうち bounce 行も必ず設定。

まずは現状を把握しましょう

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関連記事: Mailchimp の SPF・DKIM・DMARC 設定 / SendGrid の SPF・DKIM・DMARC 設定 / HubSpot のメール認証

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