EasyDMARC の使い方|統合 SaaS の設定手順
目次
この記事でわかること
- EasyDMARC が「DMARC + SPF + DKIM + BIMI を統合管理する」SaaS であること
- アカウント登録から最初のレポート取込までの 4 ステップ
- ダッシュボードの見方と注目指標
- 無料 / 有料プランの境目
EasyDMARC とは
EasyDMARC は米国発の DMARC 統合 SaaS。レポート可視化に加えて、SPF / DKIM / BIMI の設定支援機能、レコード生成ウィザード、認証ステータスの自動チェックが 1 サービスに統合されています。
「DMARC だけでなく SPF / DKIM の設定も支援してほしい」というシナリオで、dmarcian や Postmark Digest よりも幅広い機能を提供します。
DMARC レポートツール全体の比較は DMARC レポート解析ツール おすすめ 7 選 を参照。
アカウント登録から最初のレポート取込まで
ステップ 1: アカウント作成
easydmarc.com の Free アカウントで開始。メールアドレスとパスワードのみで登録できます。Free でも 1 ドメインの基本機能が試せます。
ステップ 2: ドメインを追加
ダッシュボード → Add Domain で対象ドメインを入力。EasyDMARC が DMARC レポート受信用の RUA アドレスを自動発行します。
rua=mailto:xxxxxx@rep.easydmarc.com
ステップ 3: DMARC レコードを更新
自社 DNS の DMARC TXT レコードに EasyDMARC の RUA アドレスを追記します。既存の RUA があればカンマ区切りで併記。
v=DMARC1; p=none;
rua=mailto:dmarc@example.co.jp,mailto:xxxxxx@rep.easydmarc.com
DMARC タグの詳細は DMARC レコード タグ完全リファレンス を参照。
ステップ 4: SPF / DKIM のチェック実行
EasyDMARC は DMARC 以外も自動チェックします。「Domain Scanner」で現在の SPF / DKIM / DMARC / BIMI / MTA-STS の設定状況を一度に確認できます。
レポートのデータ蓄積には通常 24〜72 時間かかります。
ダッシュボードの見方
Aggregate Reports(rua)
DMARC pass / fail の集計をグラフ化。色分けで「pass」「forwarder」「unauthorized」が一目でわかります。
Sources(送信元別)
メール送信元ごとに、認証成功率や送信ボリュームを表示。想定外の送信元(古い CRM や退職者)を発見できます。
Authentication Setup
SPF / DKIM / DMARC の現在のレコードと、推奨改善案を表示します。例えば SPF lookup が 10 回近づいたら警告が出ます(SPF include 入れ子と 10 ルックアップ)。
BIMI Generator
BIMI(ブランドロゴ表示)を設定したい場合のレコード生成ウィザード。VMC / CMC 取得とセットで進めるなら便利。
無料 / 有料の境目
| プラン | ドメイン | レポート量 | 機能 |
|---|---|---|---|
| Free | 1 | 月間 1〜5 万通 | 基本可視化 + Scanner |
| 有料 | 複数 | 大量 | API / チーム / 高度な分析 |
中小企業の最初の試行なら Free で 1 ドメイン運用、複数ドメインや月数十万通を超えてきたら有料を検討します。
他ツールとの位置付け
| 観点 | EasyDMARC | dmarcian | Postmark Digest |
|---|---|---|---|
| 統合度 | ◎(SPF/DKIM/BIMI 統合) | ◎(DMARC 深掘り) | △(DMARC のみ) |
| 設定支援 | ◎ | △ | × |
| 無料の手軽さ | ○ | ○ | ◎(登録不要) |
| 老舗度 | ○ | ◎ | ○ |
| 日本語 UI | × | × | × |
「設定支援も欲しい」なら EasyDMARC、「DMARC 仕様に忠実な深掘り」なら dmarcian、「とりあえず週次サマリだけ欲しい」なら Postmark Digest。
まとめ
- EasyDMARC は DMARC + SPF + DKIM + BIMI を統合管理する SaaS
- Free アカウントで 1 ドメインから開始可能
- 設定はアカウント作成 → ドメイン追加 → RUA 追記 → Scanner 実行の 4 ステップ
- 「設定支援も欲しい」場合は EasyDMARC、「深掘り」なら dmarcian と使い分け
まずは現状を把握しましょう
自社ドメインのメール認証(SPF / DKIM / DMARC)の状態は、ドメイン番人の無料診断で 30 秒で確認できます。設定にお困りの場合はお問い合わせからご相談ください。